こんばんは、オダシです。
普段は大学病院の臨床検査技師、医療系の大学院生(M2)をしながら、
医療系のトピックや臨床検査、病理・細胞診、国試対策について書いています。
前回は、【学生必見⁉ 王道の研究の始め方】研究の流れを学ぼうについて書きました。
この記事から読み始めた方は、はじめにそちらをご覧ください。
今回からは、前回から発展して、研究計画の立て方について書いていきます。
実験計画を立てよう
ここでいう実験計画とは、科学の実験の計画書や操作方法とはちがいます。
前回のおさらいをしましょう。
研究の流れは
- 研究テーマを探す
- 実験の計画を立てる
- 実験でデータを集める
- 統計処理をして、まとめる
- 論文などで報告する
というものでした。
研究を行う目的は、自身が持った問題(研究テーマ)を解決し世界に発信すること(論文などで報告すること)です。
自分の研究を論文にまとめるときに、困ることは、「データを集めたが、そのデータの意味が分からず、適切な統計処理ができないこと」です。
これを事前に防ぐために、あらかじめ決めておくものが実験計画です。
実験計画では次の二つの事を決めます。
- データの集め方(例えば、アンケートを取るのかなど)
- データの分析方法(例えば、用いるデータの分散の測定)
わかりづらいので具体例を出します。
データの集め方については、
研究に必要なサンプル数をどのような方法で集めるのかを検討します。(例えば、20代男性100人にアンケートを行う、インターネット上の二次データを使うなど)
データの分析方法については、
集めたデータに対して適切な統計処理を検討します。(例えば、50代男性の体重の分散をけいさんするなど)
データの型に応じた、統計処理の選び方は後日まとめていきます。
この実験計画は、卒業研究全体で立てることが必要不可欠ですが、一日にやることに対しても計画を立てることが重要です。
まとめ
今回は実験計画の立て方についてまとめました。
おさらいします。
実験計画は
- データの集め方
- データの分析方法
について考えることが大切です。
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