https://odacmt.com

細胞診 臨床検査

【解説】梗塞の種類 外見と経時変化 問題解説 総論-18【第52回 細胞検査士認定試験 一次筆記試験】(2020.7.9追記)

こんばんは、オダシ(@OdaCM_T)です。

普段は大学病院の臨床検査技師、医療系大学院生(D1)をしながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。

この記事を書いているの私は、養成課程在籍時に 細胞検査士認定試験を、一回でパスしました。

その後、大学院に進学し、 後輩たちの研究や学習のバックアップを行っています。  

学生たちから、こんな要望がありました。

一次試験の対策を始めたのですが、この知識で十分なのか分からないので解説してほしい。
男子学生
男子学生

というものです。  

前の問題はこちら(2019年度 第52回 総論-17.誤っている組み合わせはどれですか)(2020.7.9追記)  

 

次の問題はこちら(2019年度 第52回 総論-19.誤っている組み合わせはどれですか)(2020.7.9追記)

オダシ
オダシ
さっそく解説していきます

 

問題 総論-18【第52回細胞検査士認定試験 一次試験筆記】

オダシ
オダシ
問題文を見ていきましょう

18.梗塞について誤っているものはどれですか

1.貧血性梗塞は、単一動脈性の閉塞が起きた時に出現する

2.血管の二重支配を受けている臓器では出血性梗塞が生じる

3.腎臓は出血性梗塞を起こしやすい

4.小腸や大腸は出血性梗塞を起こしやすい

5.深部静脈血栓症は肺梗塞の原因となる

 

解答は3です。  

 

こういった病理総論的な問題は少数ですが、

例年出題されるため、基礎は押さえておきましょう。  

本問のポイント

この問題のポイントは「梗塞の概念の把握」です。

オダシ
オダシ
梗塞に関連した問題は過去十年間でも複数回出題されています。整理しておいて損はないでしょう

 

梗塞の概念

急性心筋梗塞

梗塞とは、

終動脈が閉塞、支配領域で虚血が生じ、

組織が、酸欠や栄養欠乏に陥り、

限局性の壊死を生じた状態です。  

 

言い換えると、

壊死の一つの状態ということです。

 

梗塞にはいくつか分類があります。

細胞診に限らず病理業務全般では

肉眼所見と合わせて知っておくと

役立ちますので、この機会に学びましょう。

基本的に、梗塞は肉眼所見によって

  • 貧血性(虚血性)梗塞
  • 出血性梗塞

以上の二つに分類されます。

 

また、

梗塞の生じた時期によって

  • 新鮮梗塞
  • 陳旧性梗塞

以上の二つに分類されます。

 

それぞれ解説していきます

貧血性(虚血性)梗塞

貧血性梗塞は、心臓や脳、腎臓、脾臓でみられやすいです。

梗塞に陥った臓器が白色に見えるため、

白色梗塞とも呼ばれます。

 

出血性梗塞

出血性梗塞は肺や肝臓、腸、精巣・卵巣のように

血管の二重支配を受ける臓器にみられやすいです。

梗塞に陥った臓器が赤色に見えるため、

赤色梗塞とも呼ばれます。

 

新鮮梗塞

うっ血や浮腫、出血によって梗塞が起きた早期の段階。

臓器自体が出血により腫脹、膨化していく状態。

 

陳旧性梗塞

新鮮梗塞から移行し、肉芽組織が生じてくる状態。

 

 

問題解説 総論-18【第52回細胞検査士認定試験 一次筆記試験】

オダシ
オダシ
今回の選択肢を振り返ってみます

18.梗塞について誤っているものはどれですか

1.貧血性梗塞は、単一動脈性の閉塞が起きた時に出現する

2.血管の二重支配を受けている臓器では出血性梗塞が生じる

3.腎臓は出血性梗塞を起こしやすい

4.小腸や大腸は出血性梗塞を起こしやすい

5.深部静脈血栓症は肺梗塞の原因となる

 

この問題は、

梗塞について上記の知識があれば

問題なく3の選択肢を選ぶことができます。

軽く訂正しますと

腎臓は貧血性の梗塞を起こしやすい

です。 

 

まとめ:問題 総論-18【第52回細胞検査士認定試験 一次試験筆記】

今回は「第52回細胞検査士認定試験 一次試験筆記 問題 総論-18」についてまとめてきました。

おさらいします。

  • 問題のテーマは「梗塞の概念の把握」です
  • 過去10年間で複数回出題されているテーマです
  • 病理業務では必要な知識なので覚えておきましょう

皆さんが、一次試験を無事突破することを願っています。

1

こんばんは、オダシ(@OdaCM_T)です。 普段は大学病院の臨床検査技師、医療系の大学院生をやりながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。 4月に入り、新年度が始まり ...

2

こんにちは、オダシです。 普段は大学病院の臨床検査技師、細胞検査士、医療系大学院生(D2)をしながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。   私は臨床検査技師 ...

-細胞診, 臨床検査

Copyright© OdaCM. T Blog , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.