こんばんは、オダシ(@OdaCM_T)です。
この記事を書いているの私は、養成課程在籍時に 細胞検査士認定試験を、一回でパスしました。
その後、大学院に進学し、 後輩たちの研究や学習のバックアップを行っています。
学生たちから、こんな要望がありました。
というものです。
中間径フィラメントの問題は過去10年間で4回ほど出題されています。
病理・細胞診業務においては、基本事項に分類されるため、
押さえておきたいところです。
目次
中間径フィラメントの種類
中間径フィラメントは、 細胞骨格を形成する成分の一つで、
マイクロフィラメントと微小管の間の太さのため中間径フィラメントと呼ばれます。
知っておくべき中間径フィラメントの種類は
- ケラチンフィラメント
- ニューロフィラメント
- デスミン
- ビメンチン
- GFAP
- ラミン
- ネスチン
正確な分類は
- TypeⅠ: 酸性ケラチン
- TypeⅡ: 塩基性ケラチン
- TypeⅢ: ビメンチン、デスミン、GFAP、ベリフェリン
- TypeⅣ: ニューロフィラメント
- TypeⅤ: ラミン
- TypeⅥ: ネスチン
などに分類されますが、ここまで覚える必要はありません。
中間径フィラメントの特徴
中間径フィラメントには細胞に応じた特徴があります。
- 上皮細胞のケラチン(サイトケラチン)
- 神経細胞のニューロフィラメント
- 筋系細胞のデスミン
- 間葉細胞のビメンチン
- 神経膠細胞のGFAP
- 核ラミナを構成するラミン
- 神経外胚葉前駆細胞のネスチン
高分化の腫瘍では、中間径フィラメントの細胞特異性を利用した免疫染色が用いられるため、覚えておくとよいでしょう。
まとめ
「中間径フィラメント」についてまとめてきました。
おさらいします。
- テーマは「中間径フィラメントの把握」です
- 過去10年間で複数回出題されているテーマです
- 覚えておくべき知識は少ないため、頭に入れてしまいましょう
皆さんが、一次試験を無事突破することを願っています。