5. 筆記試験 消化器
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第1問. 口腔細胞診について正しいものはどれですか。
解答2. A. 深層型扁平上皮細胞の採取が重要である。
E. 真菌症ではカンジダ症が最も頻度が高い。
第2問. 筋上皮細胞への分化を特徴とする唾液腺腫瘍として正しいものはどれですか。
解答3. B. 多形腺腫
C. 腺様嚢胞癌
第3問. 食道癌について正しいものはどれですか。
解答4. C. 扁平上皮癌部分はヨード染色で不染色性を示す。
D. 癌細胞が粘膜下層にとどまる食道癌は表在癌と呼ばれる。
第4問. 胃消化管間質性腫瘍(GIST)の診断で有用な免疫染色について正しいものはどれですか。
解答3. B. c-kit
C. CD34
第5問. 肝腫瘍について正しいものはどれですか。
解答5. D. 非アルコール性脂肪肝炎は肝細胞癌の原因となる。
E. 肝血管筋脂肪腫の半数以上に髄外造血がみられる。
第6問. 胆汁細胞診において悪性判定で重視されるものとして正しいものはどれですか。
解答3. B. 壊死性背景
C. 多彩な細胞集塊
第7問. 膵神経内分泌腫瘍のグレード分類について評価すべき項目として正しいものはどれですか。
解答3. B. 核分裂像数
C. ki-67 標識率
第8問. 舌癌扁平上皮癌について誤っているものはどれですか。
解答1. A. 舌尖部に好発する。
B. 血行性転移をしやすい。
第9問. 誤っているものはどれですか。
解答4. C. 腸結核では非乾酪性類上皮細胞肉芽腫がみられる。
D. アメーバ虫体栄養体はPAS反応で灰青色を示す。
第10問. 誤っているものはどれですか。
解答2. A. 胆嚢癌は男性に多い。
E. 原発性硬化性胆管炎の約半数でクローン病を合併する。
第11問. 膵臓病変について誤っている組み合わせはどれですか。
解答5. D. 多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1) ― 高齢女性に好発
E. 膵漿液性嚢胞腺腫 ― 高齢男性に好発
第12問. 超音波内視鏡下穿刺吸引(EUS-FNA)について誤っているものはどれですか。
解答5. D. 迅速細胞診で確定診断を報告する。
E. 膵嚢胞性病変に対して有用な検査法である。
第13問. 唾液腺腫瘍について正しいものはどれですか。
解答5. 乳腺相似分泌癌(分泌癌)の多くはETV6-NTRK3融合遺伝子を有する。
第14問. 肝内胆管癌の細胞像について正しいものはどれですか。
解答3. 細胞質内粘液
2.単一小型細胞 も怪しい
第15問. 膵腫瘍について正しいものはどれですか。
解答2. 膵腺房細胞癌はBcl-10が特異的に発現する。
第16問. 口腔病変について誤っているものはどれですか。
解答2. 悪性黒色腫は舌に好発する。
第17問. 誤っているものはどれですか。
解答5. ワルチン腫瘍は唾液腺良性腫瘍のなかで最も発生頻度が高い。
第18問. 誤っているものはどれですか。
解答4. 胃癌術中細胞診で悪性疑いの場合はCY1 と判定する。
第19問. 胆道癌のリスク因子について誤っているものはどれですか。
解答5. 黄色肉芽腫性胆嚢炎
第20問. 膵腫瘍の細胞像について誤っているものはどれですか。
解答4. 膵管内乳頭粘液性腫瘍(Intraductal papillary mucinous neoplasm)では砂粒体がみられる。