こんばんは、オダシ(@OdaCM_T)です。
普段は細胞検査士養成課程の大学教員をしながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。
この記事を書いているの私は、養成課程在籍時に 細胞検査士認定試験を、 一回でパスしました。
その後、大学院に進学し、 後輩たちの研究や学習のバックアップを行っています。
学生たちから、こんな要望がありました。
というものです。
目次
オススメの参考書(その他)

まずは、細胞検査士認定試験を突破することを考えた場合に、
オススメの参考書をざっと紹介します。
- 細胞診のベーシックサイエンスと臨床の実際
- 標準解剖学、標準組織学(総論・各論)
- 病気がみえるシリーズ
この他、大学院への進学を考えている場合には、
Essential細胞生物学やTHE CELL 細胞の分子生物学が役立つ人が多いと思います。
上記の選定意図ですが、
細胞検査士認定試験の一次試験・筆記では、
いわゆる細胞診以外の知識が総論として問われます。
特に、解剖学や組織学、分子生物学などは基礎的な位置づけとされますが、
疎かにしているとしっかり足元を掬われます。
しっかりと理解をしたい場合にはEssential細胞生物学や
THE CELL細胞の分子生物学などを参照していただけばよいですが、
現実的には細胞診のベーシックサイエンスと臨床の実際で
試験レベルは十分対応可能です。
また、取り扱われる疾患が多岐にわたるため、
病気がみえるなどの読者フレンドリーな参考書も
適宜利用して、勉強のストレスを軽減することも重要です。
細胞検査士対策に最適の「細胞診のベーシックサイエンス」
- 学ぶとの相性が良い
- 分子生物学的な記載がまとめられている
- 試験で問われやすいニッチな記載がある
オススメ参考書の細胞診編で紹介した「学ぶ」と
同じく、坂本先生が編集された書籍です。
細胞検査士認定試験を突破するために、最低限必要な
分子生物学、疫学などがまとめられています。
また、近年技術領域で出題された遠隔病理などの
記載もあり、試験で問われやすいことがすぐに把握できます。
それぞれの詳細を完全に理解できるほどの詳細さは
ありませんが、導入としては良書です。
疎かにしがち「標準解剖学・標準組織学」
- 医療系の解剖学・組織学以上の記載がある
- 標準病理学を参照する際の補助になる
- 就職後も役立つ知識が得られる
医学部(医学科)で使用率の高い解剖学、組織学の参考書であり、
オススメの参考書(病理編)で紹介した
標準病理学と同じシリーズの解剖学、組織学の参考書です。
医療系学部においても、解剖学、組織学の参考書は多数ありますが、
細胞診を勉強していく上では記載が不十分な場面があります。
標準シリーズで基礎的な知識を押さえておくと、
以降の勉強を安心して進められます。
病理部へ就職した場合には、最低限の組織の知識が無いと
仕事にならない場面が多いので、
その時にも役立つ参考書です。
勉強できる人のノート「病気がみえる」
- 領域ごとに重要事項がまとめられている
- 自分でノートをまとめる手間が減る
- 医療系学生に人気が高い
通称「病みえ」シリーズです。
多くの医療系学生に人気の参考書シリーズです。
領域ごとに分冊化されており、必要な部分をピックアップして
購入することが可能です。
実際、臨床検査技師国家試験や細胞検査士認定試験に
役立つ記載が多くあります。
しかしながら、よくまとめられすぎており、
表層的な理解で停滞してしまう恐れもあります。
細胞検査士を目指す理由は合格の先にあると思いますので、
長期的な目線で見ると、ほかの参考書と併せて
少しずつ理解していく方が無難かと思います。
結局、参考書のオススメは?

今回はオススメの参考書(その他編)として
まとめさせてもらいました。
細胞検査士認定試験合格を目指す場合には、
とりあえず細胞診のベーシックサイエンスと臨床の実際
があれば、十分合格に必要な知識は得られます。
将来的に大学院への進学を考えている場合には、
より詳細な分子生物学的な知識が求められるので、
Essential細胞生物学やTHE CELL 細胞の分子生物学あたりは
有用な参考書かと思います。
まとめ:細胞診のベーシックサイエンスと臨床の実際で事足りる
今回は細胞検査士試験のオススメの参考書(その他)について書いてきました。
おさらいします。
オススメの参考書は
- 細胞診のベーシックサイエンスと臨床の実際
- 標準解剖学、標準組織学(総論・各論)
- 病気がみえるシリーズ
皆さんが試験を突破することを祈っています。