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【学生必見⁉】臨床検査技師が大学院に行くメリットとデメリット

こんばんは、オダシです。  

普段は大学病院の臨床検査技師、医療系大学院生(D1)をしながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。

  この記事を書いているの私は、養成課程在籍時に 細胞検査士認定試験を、一回でパスしました。  

 

その後、大学院に進学し、 後輩たちの研究や学習のバックアップを行っています。   研究室に籠っていたら、学生に遭遇しまして大学院について質問されたので、今回はそれについて書いていこうと思います。   質問の内容はざっくりまとめると

  • 臨床検査技師が大学院に進学した方が良いのか?
  • 行くとしたらタイミングはいつか?

というものでした。 私自身が臨床検査技師でありながら、大学院に進学しましたのでその経験をまとめていきます。  

臨床検査技師が大学院に行くメリット

臨床検査技師が大学院に行って得られるメリットは

  • 興味を持つ分野の専門性が高まる
  • 学位(修士、博士)が取得できる
  • チーム医療が身につく
  • 進路の幅が広がる

といったところです。 それぞれ解説していきます。  

興味を持つ分野の専門性が高まる

臨床検査技師が大学院に進学するメリットで最も大きいのがこれです。   一般的に、分野や職業によらず、 領域の最前線に身をおくことが、自身の専門性を高めます。   臨床検査技師を含め、多くのパラメディカル職種は、一般職種に比べて、未だに閉鎖的で、権威主義的です。   言いかえると、自分が興味のある領域で最前線の人は大学で教鞭を執っている可能性が非常に高いです。 外部からアポイントメントを取り付けて、大学教員に会うことは非常に難しいですが、 内部に入ってしまえば比較的簡単に相談することができます。   餅は餅屋なので、専門家に教えを乞うのが大切です。   また、大学院に進学すると学会参加の機会が圧倒的に増えます。 研究室単位での行動が増えるため、他大学の先生との交流も必然的に増えます。   人脈を広げやすいという点も、大学院進学のメリットになります。    

学位(修士、博士)が取得できる

これは、院卒者が得られる大きなメリットです。   しかし実際には、大学院卒・学位を持っているから評価されるということではありません。   そのため、細胞検査士や超音波検査士と同じように、資格の一つとして大学院に進学すると非常に苦労しますし、痛い目にもあいます。   実際には学位取得ではなく、教授や同期、先輩から得た知識や見分を臨床に還元できるということがメリットなのかもしれません。      

チーム医療が身につく

これは、大学院のカリキュラムによって多少変わると思います。 多くの医療系の大学院では、パラメディカル職種全体での講義が複数あります。   全体講義では、特定職種の抱える問題を他の職種と共有し、解決を目指す全体討議が行われます。   学部生の時には専門化するにしたがって、学科相互の情報交換機会は減少してしまいますが、 大学院進学後には個人の専門性が高まった状態で意見を交換するので、臨床に即したチーム医療の在り方を身に着けることが可能です。  

進路の幅が広がる

臨床検査技師が病院以外の場所で働くことなんてあるわけがない。 と思っている方は、これを機に考えを変えましょう。   事実として、臨床検査技師には独占業務は現状存在しません。 つまり、臨床検査技師の資格を担保しているのは、資格ではなくあなたの知識や経験なのです。   だったら、より一層、実務経験を積んだ方がいいのでは?という意見が出てきそうですが、それは半分正解で半分間違いです。   実務経験は必要ですが、それだけではその人の価値がプラトーに達して頭打ちになります。その病院の常識は世界の常識ではないからです。   常に、周囲と交流、情報交換をして、自身をアップデートし続ける必要があります。   大学院に進学すると、病院以外が進路の選択肢に入ってきます。

  • 製薬会社
  • 医療機器メーカー
  • 大学教員

さらに在学中に、 プログラミングなどの技術を習得すると、掛け算的に進路が増えます。  

臨床検査技師が大学院に行くデメリット

いいことばかりも書いてられませんので、気になることを書いていきます。 臨床検査技師が大学院に行くデメリットは

  • 実務経験を積む期間が短くなる
  • 人によっては忙殺される

といったところでしょうか。  

実務経験を積む期間が短くなる

これは、学部卒業後就職せずに、大学院に進学したことを想定されているかと思います。   実際、修士であれば最短で2年、博士まで進むと5年の実務経験の差が生まれます。   これを解決する方法は簡単です。   働きながら院に行けばよいのです。   働きながら、大学院に行けないなんてことはありません。 実際私も働きながら大学院に進学して、主席を獲得しました。 ポジショントークではないですが、私にできて皆さんにできないなんてことはないはずです。   言ってしまえば、やるかやらないかの問題です。  

忙殺される

働きながら大学院に進学するとこんなこともあります。   臨床検査技師の業務終了後、大学院で研究することは体力的にはしんどい。   当直があって講義を受けられない。   土日は、研修会で大学に行けない。   大学と勤務先が離れていればなおさらでしょう。   多くの大学院では、遠隔地の学生用にPCとヘッドセットを貸してくれます。ネット環境がそろっていれば、自宅で講義を受けることが可能です。   土日でなくとも、仕事が休みの時に大学で研究すればよいのです。   自分が興味のある分野でなければ、この生活は厳しいと思うので、研究室を選ぶ際には、しっかりと選定しましょう。  

まとめ

今回は臨床検査技師が大学院に進学するメリット、デメリットについて、まとめました。   おさらいします。   メリット

  • 興味を持つ分野の専門性が高まる
  • 学位(修士、博士)が取得できる
  • チーム医療が身につく
  • 進路の幅が広がる

  デメリット

  • 実務経験を積む期間が短くなる
  • 人によっては忙殺される

今回の記事が皆さんの役に立てれば幸いです。      

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こんばんは、オダシ(@OdaCM_T)です。 普段は大学病院の臨床検査技師、医療系の大学院生をやりながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。 4月に入り、新年度が始まり ...

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こんにちは、オダシです。 普段は大学病院の臨床検査技師、細胞検査士、医療系大学院生(D2)をしながら、医療系トピックや臨床検査、病理・細胞診、研究について書いています。   私は臨床検査技師 ...

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