こんばんは、オダシ(@OdaCM_T)です。
この記事を書いているの私は、養成課程在籍時に 細胞検査士認定試験を、一回でパスしました。
その後、大学院に進学し、 後輩たちの研究や学習のバックアップを行っています。
学生たちから、こんな質問がありました。
というものです。
目次
癌抑制遺伝子と関連疾患の把握
遺伝子を覚えるときは遺伝子のみだけでなく、
関連疾患についても頭に入れておきましょう。
覚えるべき癌抑制遺伝子
細胞検査士認定試験を受けるにあたり、
覚えておいてほしい癌抑制遺伝子は以下の通りです。
- APC
- BRCA1,2
- MENⅠ
- NF1,2
- p16
- p53
- Rb
- VHL
- WT-1
とりあえず以上の9つは過去10年で出題されているので覚えておきましょう。
このほか、PTENやDCC、MSI関連遺伝子(MLH1やMSH2など)も余裕があれば覚えておくとよいでしょう。
遺伝子が頭に入ったところで疾患との関連も絡めていきましょう。
癌抑制遺伝子と関連疾患
癌抑制遺伝子と疾患の関連性も細胞検査士認定試験では頻出です。
本記事で紹介した癌抑制遺伝子と関連する疾患についてみていきましょう。
- APC ― 家族性大腸ポリポーシス、リンチ症候群
- BRCA1,2 ― 乳癌、子宮体癌
- MENⅠ ― 多発性内分泌腫瘍症
- NF1,2 ― 神経繊維腫症
- p16 ― 悪性黒色腫など
- p53 ― 様々な悪性腫瘍(大腸癌、子宮体癌など)、リ・フラウメニ症候群など
- Rb ― 網膜芽腫
- VHL ― フォン・ヒッペル・リンドウ病
- WT-1 ― ウィルムス腫瘍
がんゲノムの進展もあり、
従来以上に遺伝子と疾患の関連を理解しておくことは
病理・細胞検査技師として生き残っていくためにも必要です。
根気よく復習し、コツコツと自力にしていきましょう 。
まとめ
今回は「癌抑制遺伝子と関連疾患」についてまとめてきました。
おさらいします。
- 癌抑制遺伝子は頻出のものをしっかりと頭に入れましょう
- 疾患と関連付けて学ぶと、忘れにくくなります
皆さんが、一次試験を無事突破することを願っています。